みんからきりまで

きりみんです。

人生fmというポッドキャストを始めた&収益化した

VTuber活動からのスピンオフで人生fmというポッドキャストをはじめました。

kirimin.github.io

www.youtube.com

どんなポッドキャストかというと、知り合いのエンジニアなどをゲストに呼び、その人の半生やエンジニアになった経緯、人生感などを自由に語ってもらうという内容です。
ひたすらエモい話をする感じです。

第一回は@fushiroyamaさんが出演してくれて、とても素晴らしい内容になりました。
おかげさまで想定以上にたくさんの人に聴いてもらい、ポジティブな感想をいただくことができました。

なんで始めたかというと、元々他人の半生的な話を見聞きするのが好きで、昔はよく2chの安価で半生を語るスレとかを読んでいた。
ポッドキャストでもエモい話が好きなんだけど、さすがにそれだけをテーマにしたポッドキャストはなかなか生まれなかったので、いっそ自分でやることにした。

収益化

人生fmは本編は無料で公開し、After showをPixivFANBOXで月額100円以上サポートしてくれた人におまけとして公開するというルールにしました。
なんと驚くことに現在50人以上の方に登録して頂き、After showの内容にもとてもポジティブな感想をいただきました。
活動のささやかな収益化というのはずっとやりたかったことなので、とてもうれしいです。
継続して増やしていけるかはまだ分からないけれど、がんばっていきたい。

ところで100円という金額について、「払う人は500円でも払うので、もっと高くした方がいい」というアドバイスをもらった。 pixivFANBOXの公式Twitterでも同じようなことを発信していた。
しかし個人的にはあまり納得ができていなくて、自分は100円であればカジュアルにサブスクライブできるけれど、500円は相当見返りを求める金額だし、必要なくなったらすぐに解約すると思う。
大手企業の見放題サービスなどでも500円の月額課金サービスを運営してユーザーを増やすのはとても大変だろう。

また、たしかに50人に100円払ってもらうよりも、15人に500円払ってもらった方が収益性は高いかもしれない。
しかし、その円盤商法的な発想では払っている人と払っていない人の両極端になってしまい、どちらのユーザーも満足度があまり高くないという状態になるのではと感じている。

できれば幅広い人から少額を得ることで収益化を実現したい、と思っている。
これは完全に素人の浅い考えかもしれないけど、まあ趣味でやっていることなので自分の考えを試してみたいと思う。

VTuber駆動開発のススメ

VTuber駆動開発とは

VTuber駆動開発とは、VTuber(バーチャルユーチューバー)になることによって、様々な活動のモチベーションを上げ生産性を高めるというライフハックである。

何を言っているのか分からない

こんにちは、きりみんです。
最近ユーチューバーとして動画の配信などを行っています。

www.youtube.com

今とっても流行っているVTuberというやつですね。
どういう活動をしているのかは以下のブログに書いています。

www.pixiv.net

ざっくり言えば、技術系VTuberとしてバーチャルLTやライブコーディングなどの技術ネタを配信しています。
完全に趣味でやっているのですが、とても楽しいです。

動画のネタにすることがモチベーションになる

一見すると、このような活動をやっていると技術学習などに使う時間が減りよくないのでは、と思われそうですが、実際にはVTuberを始める前よりもそれ以外の活動量も増えています。

理由は単純で、動画のネタにしたいからです。
今まであまり触らなかった分野の技術や、放置していた趣味プロダクトなども、動画のネタに出来ると思えば俄然モチベが上がります。

勉強会駆動開発という言葉があり、LTに申し込むことで勉強が捗るという話もありますが、VTuber駆動開発もそれに近いものだと言えるでしょう。

なぜVTuberなのか

単純に好きだからです。
やっぱり、自分がハマっているものだとモチベが保ちやすいというのがあります。

しかし、それだけでなくVTuber活動は駆動開発に向いている要素がいくつかあります。

・流行ってるから見て反応をくれる人が比較的多くいる
・エンジニア以外の人もわりと見てくれるのでハードルが低い
・動画なのでアウトプットを紹介しやすい

などがブログやポッドキャストと比べた利点でしょうか。

例えば、きりみんちゃんのオフィシャルサイトをReactとCSSアニメーションで作ったりしました。

kirimin-chan.site

VTuberは自分のプロダクト

VTuberは自分自身のブランディングする一つのプロダクトだと言えます。
そして、個人で本気でプロダクトを運用することは非常にたくさんのスキルが求められ、必然的にたくさんのことを学ぶことができます。

さらにVTuber活動で必要になるスキル分野はとても広いので、特にオススメだと言えます。 以下にVTuber活動で必要になるスキルを書き出してみました。

・プロダクトデザイン
ブランディング
マーケティング ・ユーザーコミュニケーション設計
グラフィックデザイン
・キャラクターデザイン
・イラストレーション
・キャラクターモデリング
・録音、撮影
・動画編集
・画像編集 ・データ分析

ちょっと大げさかもしれませんが、普通に仕事でプログラマをやっているだけでは経験できないこのような様々なスキルを学ぶことができます。
楽しみながらこれだけのことを経験できるのはとてもオトクだと言えると思います。

さあ、VTuberになろう!

何度か言っていますが、VTuberは気軽に始めることが出来るし、始めてもいいと思っています。
もしあなたがかわいいキャラクターが好きで、かわいいキャラクターになりたいという願望があり、自分のプロダクトを作ってみたいと思っているのであれば、ぜひVTuberになってみてください。

そこには新しい世界が待っています。

https://kirimin-chan.site/gallery/lgtm2.png

自分はどんなプロダクトに携わっていると幸せなのか

まえがき

今まで自分がどんなプロダクトに関わりたいのかあまりよく分からなかった。
漠然と倫理的にグレーなものや、あまり意義が感じられない虚業的なものには携わりたくないと感じていた。
しかし仕事をしていると世の中のプロダクトや会社には何かしら後ろめたい面があったりするもので、アプリ開発をするということはなかなかしんどい事なのではと思ったりもしていた。

そんな中、今の会社で自分が面白いと思えるプロダクトに関わり、社員になり全力でプロダクトの事を考える日々を送り、その面白さを知ることが出来た。
趣味でVTuberのような活動をしているのも一種のプロダクトだと言えると思うが、こちらもモチベーションに対する考え方を補完してくれた。
そして、自分がどんなプロダクトに携わりたいと考えているのかがある程度分かってきたので、書き残しておこうと思う。
多分、そんなの当たり前だろうと思われるかもしれないが、当たり前のことを改めて認識することだって大切なのだ。

携わりたいプロダクト

自分が価値があると心から思えるプロダクト

自分が便利だと思ったりすごく面白いと思えるプロダクトに関わるのは楽しい。当たり前のことだ。
しかしこれはたいへん重要なことで、具体的には「これが広まれば世の中はよくなる」「これを使ってくれた人はQoLが上がるはず」と思えるものであれば、全力でそのプロダクトを改善したり宣伝したり出来るし、その事が大きなモチベーションになる。

ところでこの「自分にとって価値がある」というのは何も公共的なプロダクトに関わりたいという意味ではない。別にゲームでもエンタメでも便利ツールでもよくて、ただそれが自分にとって魅力的で本質的だと思えるものに携わりたいと思う。

身近な人達が使ってくれるプロダクト

これも最近分かった大きなモチベーション源で、やはり自分に親しい人が好きになってくれるようなものであればモチベーションが上がる。
ぼくはたいへん自己中心的な価値観を持っているので、あまり接点のない大衆にとって魅力的なものよりも、自分にとって身近な人々にとって魅力的なアプリを作りたいと思う。
具体的にはエンジニア界隈やオタク界隈、インターネット好きの人が好んで使ってくれるようなプロダクトに関わりたいと思う。

後ろ暗いところがないプロダクト

これは人によって気になる人と気にならない人がいるようなのだけれど、自分はかなり気になる方で、正々堂々とした組織とプロダクトに関わりたいと思う。
逆に自分の価値観で好きになれない、許せないと思うような事をする組織やプロダクトには極力関わりたくないし、多分そういうものに自分は耐えられない。

「出来が良い」と言われるプロダクト

エンジニアとしての自己満足的な部分もあるが、やはり「ダサいけど低品質だけど使われるアプリ」よりも「クールで高品質でファンが多いアプリ」に携わりたいと思う。
これは自分が特に頑張れる部分なので、どちらかというとそういうプロダクト開発をさせてくれる組織、と言った方が正しいかもしれない。

自分が主体的に関われるプロダクト

自分はエンジニアだが、やはりプロダクトについて考えるのは楽しい。組織の中でエンジニアが積極的にデザイナーやマネージャーと関わってより正しいものを作れるように動けるような組織であれば仕事をするのはより楽しくなるだろう。

いいわけ

ここで雑な言い訳をしておくと、これはあくまで夢のような理想を書いたものなので、もちろんマネタイズや政治の重要性、やむを得ない様々な事情が理解出来ないというわけではない。
ただ、上に書いたような理想を目指しているプロダクトであれば楽しく関わる事が出来るのかな、と思っている。

興味のある分野

ついでに産業的に興味のある分野についても書いてみる。
最近改めて興味があると感じるプロダクトの分野は、オタク産業系、個人間決済や小規模決済、労働環境改善や労働者支援関連、エンジニア向けサービス、ブロックチェーンの活用、などが主なところかなと思う。

あとがき

なんか意識の高い学生が書いたみたいな内容になってしまったが、今後は出来るだけ幸せになれるプロダクトに全力で関わりもっと幸せになりたいと思う。
そのためにはもっと圧倒的な力が必要だと思うので、より一層勉学に励んで行きたいと思う。

VTuberムーブメントが若者の技術リテラシーを向上させる

これを読んでいる人はおそらく知っていると思うが、最近巷ではVTuberというのがたいへんに流行っている。
元々はキズナアイやミライアカリといったVR世界上のキャラクターがユーチューバーとしてアイドルを目指す、というものだったが、ねこますさんの登場により一瞬で民主化が進み、今では数えきれないほどたくさんの個人がVTuberとして様々な活動を行っている。

そして最近気が付いたことは、VTuberという人に評価してもらいやすくコミュニケーションが生まれやすいプラットフォームが生まれたことで、新しい事に挑戦する人が増えたという事だ。
特に3Dモデリングに関してはVRChatブームも手伝って、多くのVTuberがスキル習得にチャレンジして、実際に3Dモデルを作成している。
今まで3Dモデリングというのはかなりハードルが高いイメージがあり、あまり趣味で行っている人は多くないイメージだったが、最近では元々イラストを描いていた人やプログラミング畑の人などが次々に3Dモデリングに挑戦していて、ちょっとしたブームになっているようにすら感じられる。
3Dモデリング以外にも、Live2Dや動画編集スキル、VRに関する知識や環境導入のための知識など、IT技術に対する学習モチベーションが上がり技術リテラシーが向上しているように思える。

そして何より面白いと感じるのが、今までわりと壁があった技術コミュニティ界隈と美術系(イラスト系)コミュニティ界隈の文化が融合し始めているのでは、という事だ。
技術コミュニティの「知識や情報は積極的に公開、共有し合い切磋琢磨していく」という文化がもっと様々な分野に広まってくれたら個人的にはとてもうれしい。

日本では元々顔を出して意見を表明したり何かを披露したりする事に対して抵抗がある人が多く、Twitterのような半匿名+アバターベースのSNSの普及により今まであまり注目されなかった色々な人が注目されたり繋がったりするようになったが、VTuberムーブメントは更にもう一歩踏み込んで別の自分を演じることで、逆に自分が本当に振る舞いたい姿をさらけ出す事が出来るようになったのではないかなと思う。
そしてそのような場で周りからたくさんの刺激を受け、新しい事に挑戦したり新しい世界を知ったりしてゆくのだろう。
考えてみればTwitter最初期の頃も同じような空気だったような気もする。
ともかくそういう場があるのは素晴らしいことだ。

ところでプリパラというアニメがある。
プリパラの世界ではプリパラでなりたい自分になり、アイドルになることが出来る。
女の子も男の子もだ。

VTuberはまさにプリパラなのではないかと思う。

いや、もう何が言いたいのか分からなくなってきたけど、VTuberによって世の中は少しだけまた変わろうとしているのではないだろうか、ということが言いたい。多分。
このブームがどのくらい続くのか、今後どんな新しいブームが起こっていうのかは分からないけれど、インターネットは新しいものへの興味が尽きないうちはいつでも楽しいし、楽しんでいきたい。

PEAKSで経済が回った

peaks.cc

PEAKSというサービスがある。
技術書専門のクラウドファンディングサービス。

このサービスでAndroid アプリ設計パターン入門という本のクラウドファンディングに参加した。
アーリーバードプランで4,000円だった。

その後、無事にこの本のクラウドファンディングは成功し、正式に販売された。
本の感想については以前にも書いたが、素晴らしい内容だった。

kirimin.hatenablog.com

ところで、このPEAKSというサービスには紹介プログラムというアフィリエイトシステムがある。
Twitterなどで本をシェアするとそのURLから購入された場合に、紹介料が貰えるというものだ。
その紹介料は出資者優待でなんと30%。4冊買えば購入費がペイする計算だ。

ぼくはこの本が純粋に素晴らしく多くの人に読んでもらいたいと思ったので、積極的にTwitterなどでオススメしていた。
その結果、現在23名もの方に紹介経由で購入していただき、¥16,875 の利益が出てしまった。

https://i.gyazo.com/223b59df91e300e18faba6a39aa76c9d.png

アフィリエイトというとネット界隈では若干ネガティブなイメージがあり、ぼくもあまり利用した事はなかったのだけれど、この本に関しては本当に良い本なので、広く布教することに全くネガティブに感じる思いはない。
むしろ、これは素晴らしい仕組みだと関心した。
通常の出版社では出しにくい本が有志の執筆陣によりクラウドファンディングという形で実現し、紹介プログラムというインセンティブにより本がたくさん売れる事により執筆陣、企画を担うPEAKS、そして出資者それぞれが潤うのだ。
そしてその結果、また新しい魅力的な技術書クラウドファンディングの企画が立ち上がるのだ。
これは極めて健全に経済が回っている例だと思う。

このような健全な投資案件に参加するのはとても楽しいことだし、素晴らしい仕組みだなぁと思ったのだった。
ぼくは最近このような小さく経済を回すシステムについてよく考えていて、マイクロブログの方で書きなぐったりしているので、とても面白いと思った、というお話でした。

micro-kirimin.hatenablog.com

micro-kirimin.hatenablog.com