「RxJavaリアクティブプログラミング」を読んだ。
タイトル通りRxJavaについて解説されている本だ。
結論から言えばこの本はAndroidでRxJava1を使った事がある人こそ読むべき内容なのではと感じた。
RxJavaリアクティブプログラミング (CodeZine BOOKS)
- 作者: 須田智之
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2017/02/17
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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どんな内容か
この本には対象読者として「Java初心者」「RxJavaおよびリアクティブプログラミング未経験者」と書かれていたので、自分にはそれほど得られる情報は無いのではないかと思いつつ読み始めた。
しかし、この本ではまず第一章からRxJava2ベースでの仕様についてReactiveStreamの説明も交えながら分かりやすい書かれており、この時点で自分にとってもかなり学びのある内容だった。
第二章はJavaのラムダ式などの解説なので自分は読み飛ばしたが、第三章ではRxJavaの仕組みや処理の流れなどが解説されており、とても良い内容だ。
第四章ではRxJavaでの各操作関数がマーブルダイアグラムとサンプルコード付きで解説されていてこれがまた分かりやすい。
感想
普段ネットで情報収集しながらAndroid開発でRxJavaを利用していても、RxJava2での仕様はあまりキャッチアップできていなかったり、単純な非同期通信ライブラリとしては活用していても各Schedulerや操作関数の使い分けまでは実は理解が曖昧だったりする人が多いのではないだろうか。
この本は自分も含めそういう人に対ししっかりしとしたRxJavaの知識を授けてくれる非常に有用な本で、そしてとにかく説明がとても簡潔で分かりやすいという印象を受けた。
一見分厚いがサクッと読める本なので、普段RxJava1を使っているAndroidエンジニアにぜひオススメしたい。