6月末でAnyPay株式会社を退職しました。
AnyPayには正社員として1年、業務委託時代も入れると1年半お世話になりました。
なんでやめるの
簡単に言えば音楽性の違いみたいな感じです。
なにをやってたの
AnyPayではAndroidエンジニアとして参加し、主にpaymoのアプリ開発をやっていました。
去年の2月に初めて出社した当時はまだAnyPayはとても小さな会社で、エンジニアの社員はCTOと社員代表の2人しかおらず、ぼくは初めてのフルタイムモバイルエンジニアでした。
そこからリモートや参加してくれている協力会社の方などと協力しながら、モバイルアプリの内製体制を少しずつ作っていきました。
アプリの設計見直し、テストコード、Kotlin導入
当時リリース直後でコードが若干無秩序だったpaymoアプリの設計見直しとKotlinの導入を行いました。
詳しくは以下のブログで解説しています。
この設計見直しが効いたのか、Androidアプリの開発では実装がネックになるような事はほとんどなく、非常にスムーズかつ快適に開発が行える環境を整えることが出来ました。
仕様の議論、提案、布教活動など
8月に正社員になってからはアプリに対する想いが高まり、Twitterなどでアプリの機能や使い方を解説したりアピールしたり勝手に広報活動をやったりしていました。
一方でアプリの仕様についてなかなか意思決定がされないクリティカルな部分などについて積極的に問題提起し議論を促したり、デザイナーと相談してUIを考えたりしていました。
バグバッシュ大会を主催したりしたこともありました。
このような活動をしていたこともあり、月間行動指針MVPという表彰制度に合計3回も受賞させていただきました。
ReactNative開発
今年に入ってからはReactNativeの新規案件に携わるようになり、チームメンバー全員初見の状態からなんとか皆でキャッチアップしながら無事にネイティブっぽいUIのアプリを完成させました。
ReactNativeでの設計議論を行いリファクタを行ったりもしました。
で、なんでやめるの
音楽性の違いです。
元々プロダクトにガッツリ関わりたいという動機で入社したので、会社の方針や色々な事情でそれが難しくなったことでモチベ的に厳しくなってしまいました。
自分の携わりたいプロダクトの方向性から少し離れてしまったというのもあります。
事業やプロダクトへの方針や価値観なども意思決定権のある人達とあまり噛み合わずもどかしい思いをすることが多かったところがあったり、会社の働き方や組織運営などに関する方針も、全体的に大企業的で自分にはちょっと合わなかったところがあります。
思い出
実は最初に会社に参画した当時はフィンテック自体に全く興味が無かったんですが、仕事を通してどんどん決済、特に個人間や小規模事業者の決済に興味が強くなり、仕事にかかわらずフィンテックについて考えるようになりました。
プライベートでも比較的現金主義だったのが、職場で感化されキャッシュレス生活に移行したりと、決済・暗号通貨・中国などに関心をもつきっかけをくれた会社にとても感謝しています。
これからどうするの
7月はとりあえず1ヶ月休暇を取って、自分を見つめ直し勉強に励んだりします。
最近、まだまだ自分のスキルが未熟であることを痛感し、焦りを感じているので、もっと頑張っていきたいです。
その後は、やはり自分にはフリーランスが向いているのではという気がしたので、一旦フリーランスに戻って仕事をするつもりだったのですが、色々あってまた正社員として働くことになりそうです。
今後の話についてはまた別のエントリでそのうち書きたいと思います。