みんからきりまで

きりみんです。

技術に嫌われている

「辞めたいなんて言うなよ。諦めないで学べよ」
そんなエントリが正しいなんて馬鹿げてるよな。

実際自分は辞めてもよくて周りが辞めたら悲しくて
「それが嫌だから」っていうエゴなんです。

社内政治どうでもよくて
退職エントリもファッションで
それでも「エンジニアとして生きよう」
なんて素敵なことでしょう。

画面の先では技術が生まれて
それを喜んで誰かが記事にして
それに感化された若者が
会社を辞めて走った。

僕らは技術に嫌われている。
価値観もエゴも押し付けていつも誰かをDisりたい記事を
簡単にネットで流した。

僕らは技術に嫌われている。
簡単にレガシーだとか
軽々しく技術を見てる僕らは技術に嫌われている。

仕事があるので今日も一日中社畜謳歌する。
仕様の意味なんて見いだせず、無駄を自覚して実装する。
楽しいなんて言葉でこの職業が表せていいものか
そんな意地ばかり抱え今日も一人コードを書く。

若者だった僕たちはいつか定年に変わっていく。
年老いていつか枯れ葉のように誰にも知られず朽ちていく。
一生現役エンジニア、一生死なずに書いていく。
そんなハッカー妄想してる。

社内政治どうでもよくて
それでも年収上げてほしくて
矛盾を抱えて生きてくなんて怒られてしまう。

「正しい会社に転職しなさい。」
「死にたくないなら勉強しなさい。」
生存バイアスそれでもいいなら
ずっと一人で笑えよ。

僕らは社会に嫌われている。
やりがいの意味すらわからず、働く環境ばかり憎んで
簡単に年収ばかり呪う。
僕らは社会に嫌われている。
転職ばかりが好きすぎて本当の貧困など知らない僕らは社会に嫌われている。

幸福も別れも愛情も友情も
滑稽な仕事の戯れで全部カネで変わる代物。

プロダクト死んでしまうかもしれない。
すべて無駄になるかもしれない。
朝も夜も春も秋も
変わらずプロダクトどこかで死ぬ。

ブクマもふぁぼも何もいらない。
良いプロダクトが作れたならそれでいい。
そうだ。本当はそういうことが歌いたい。

技術に嫌われている。
結局いつかは死んでいく。
君だって僕だっていつかは枯れ葉のように朽ちてく。
それでも僕らは必死に生きて
技術を必死に学んで生きて
転してあがいて笑って抱えて
生きて、生きて、生きて、生きて、作れ 。

命に嫌われている。/初音ミク - YouTube