みんからきりまで

きりみんです。

フリーエンジニアが全員フルリモート中の現場に新規参画して1ヶ月経った所感いろいろ(ぼくの場合)

年末から4月までダラダラとひきこもる休暇を過ごしてしまったけど、5月から新しい案件で働き始めました。
Androidエンジニアの知り合いからの推薦で、シニアレベルのAndroidエンジニアとジュニアレベルのサーバーサイドエンジニアという2つの業務を並行してやらせてもらえるという非常にありがたい案件を頂いた。
サーバーサイドに関してはコードの実装以前に現場のインフラや開発環境まわりの理解が出来ていなさすぎてまだ全然なにも戦力になれていないんだけど、どうにかはやく一人前に仕事が出来るようになりたい。 Androidエンジニアも実装だけできればいいわけではないけど、サーバーサイドは特にコードだけ書けても何も出来ないんだなぁと実感した。

まあそれはそれとして今回は全員フルリモートという体制の現場に新しいメンバーとしてジョインして働いてみて思ったことなどを書いてみたいと思います。

リモートワーク(在宅で仕事をするということ)自体について

これはTwitterなどを見ていても性格や家族構成など立場の違いにより本当に人それぞれという感じが見て取れますが、自分個人としては今の所ものすごく快適です。
自分の場合は人と会うのが嫌という以前に、人がいる空間にいるだけでどんどん体力を消費してしまう体質なので、通勤も含め8時間以上も人が多い場所にいると別に嫌なことがなくてもぐったり疲れてしまいます。
それに比べどこよりも落ち着く静かな自室で仕事をするのは、体感では出社するのの半分以下の疲労で済むという感じです。

正直、毎日どこかに出勤することなく家に居ながらオンライン上で全ての業務やコミュニケーションを完結させ、それでいて受託のように納期と戦うわけでもなく毎日8時間規則正しく安定して仕事が出来るなんて、夢のような状態です。なんだかどこかのえらい学者か教授にでもなったかのような生活に感じられます(イメージ)。

リモートは仕事が進めにくいか

まだ働きはじめて1ヶ月なので、これから色々とリモート特有の難しい部分なども見えてくる可能性は十分にありますが、今のところあまり「リモートだから」という課題は感じていません。
むしろ全員がリモートワークをしていることにより、声が大きい人のみが口頭で話をどんどん進めてしまったり、席が遠いことでなんとなく雑談がしにくく心の壁が出来てしまったりということが起こりにくいため、かえって平等にコミュニケーションがしやすいのでは?とすら感じます。

組織内でのコミュニケーションや情報共有に上手くいっていない部分があるとすれば、それはリモートワークだからというよりも、正しい粒度で定例や振り返り、1on1などコミュニケーションや情報共有をする場が仕組み化されていないことが原因ではないかなという気がします。
今まで口頭で「ちょっとあっちで話しましょう」とか「飲みにでも行って悩んでることとか色々話しましょう」とか、そういう属人化したコミュニケーションでビジネスを進めていた部分はリモート化することにより上手く回らなくなる気がします。

また、「リモートワークによって雑談の機会が減りざっくばらんな意見交換が減った」というようなのも、結局のところリモートかどうかというよりも、チームメンバーに気軽に雑談や意見を言ったりするモチベーションがあるかや、そういう心理的なハードルが取り除かれた文化が作れているかに依存する気がします。
実際、リモートが原則認められていなかった現場にいた時でも、Slackのチームの雑談チャンネルや個人の分報チャンネルなどはとても活発でくだらない絵文字を無限に作ってはリアクションしまくるというような文化があり、座席の物理的距離に関係なくコミュニケーションに積極的でフレンドリーな人とは頻繁にやりとりをしていました。

逆に、物理会議であまり発言しない人はリモート会議でもやはりあまり発言しないのではと思うし、これは人によるかもしれませんがリアルで雑談をあまりしない人はSlackなどでもあまり積極的ではない気がします。(ただしこれはどれだけ文字でのコミュニケーションに慣れているかという面があるらしく、人によってはSlackなどは口頭にくらべ非常に心理的ハードルが高いようです)

困っていることがあるとすれば、自分はただでさえなかなか人の名前と顔を覚えるのが苦手なので、ましてや顔写真などあまり特徴的じゃないアイコンに本名のSlackや、デフォルトアイコンのGoogleアカウントでカメラをOFFにしたGoogle meetではなかなか他人の名前どころか存在すら覚えることが難しいというのがあります。
これは会社の文化によると思うのですが、オンラインコミュニケーション上でもみんなもっとTwitter廃人くらい自己主張をしてくれるとありがたいと感じたりはします。

リモートは生産性が低下するか

前提として、リモートワークは多様性の受け入れであり、従業員のQoLを高めるための福利厚生のようなものだと思っているので、リモートだから生産性が上がるとか下がったら駄目とかそういう話しではないと思っています。
その上であえて考えると、自分の場合は+-0くらいかなという気がしてます。
+の面としては、静かで他人のいない自宅のため集中出来る、疲れにくい、通勤時間がなくなり活動できる時間が増える、寝坊したなどで仕事中にシャワーを浴びたくて仕方がなくなった時に浴びることが出来る、会議室への移動時間などがない、画面共有を使用したミーティングやペアプロなどは対面よりも便利などのことがありました。
-の面としては、全員MBPの内蔵マイクだとビデオチャットで声を聴き取るのが多少しんどい、漠然とした一体感や信頼感などが生まれにくい、積極的に話に関わっていかないと存在を忘れられて話が進んでしまう、生産性を高く保たないと仕事をしてないのではと思われそうで不安などがありました。

基本的にマイナスの面に関しては技術的には十分に改善可能で、あとはいかに組織がリモートワークに適応し属人化や偶発的なコミュニケーションへの依存を減らしプロジェクト体制を整えられるかという問題なのかなと思います。
プロジェクト管理に関しては最近はだいたいどこもスクラムを採用しているイメージがありますが、スクラムの肝である見積もりやタスクの棚卸し、ステータス確認や振り返りなどに関するスキームをきちんとやれていればリモートでも上手く回るんじゃないかなという気がします。逆にいろいろ省略したスクラム風のスタートアップらしいプロジェクト管理体制だと難易度が上がる気がします。 そういう意味ではスタートアップがスケールする段階で直面する課題と同じようなものを向き合う必要に迫られそうです。

リモートワークについての気持ち

もともと1人大好き人間の自分個人としてはこのままWeb業界でリモートワークが完全に定着してスタンダードな働き方になってほしいと願っていますが、一方でやはり同僚と会ったりランチに行くのが楽しみという人や、家族がいて自宅で仕事をするのが環境的にかなり辛いという人もたくさん見受けられます。
リモートワークが完全に定着したら交流の場としてのオフィス設計や、地価の安い地域に住んで仕事部屋を借りるなどのソリューションが普及するかもしれません。
ただ一番いいのはやはりどちらも選択出来ることなのかもしれません。
このあたりは正直よくわからない。