こんにちは、きりみんです。
年始に購入したElinというSteam向けゲームにドハマりしているという話です。すでに150時間以上プレイしています。
Elinとは
2006年にリリースされたElonaというフリーゲームの続編として去年の11月にアーリーアクセスが開始されたインディーゲーム。
ジャンルとしてはローグライクRPGということになるようだが、拠点のクラフト要素やキャラの育成、冒険など非常に様々なジャンルの要素を持つゲームになっている。
一昨年にはキックスターターでクラファンをしている。 ylvania.style.coocan.jp
自分は前作Elonaというゲームのことをほとんど知らなかったので、ほぼ初見でElinをプレイし始めたのだが、とにかくそのボリュームと完成度に仰天してしまった。
最近は寝食を忘れるほど夢中でプレイし続けている状態だ。
まだアーリーアクセスが始まって2ヶ月あまりでメインシナリオは序章までしか実装されていないにも関わらずこれだけ楽しめているというのは驚異的なことだ。
Elinの特徴
Elinを紹介する上で一番の特徴を語るならその自由度だろう。昨今ではオープンワールドRPGが流行し自由度の高いゲームというのもありふれてはいるものの、Elinにはとにかくたくさんのゲーム要素と膨大な数のアイテムやオブジェクトなどが用意されており、本当に何をしてもいいという特徴を体現している。
その中でもメインとなるのはネフィアと呼ばれるランダム生成ダンジョンの攻略と拠点の運営要素だ。
ダンジョン攻略に関しては、Elinではとてもたくさんのステータスやスキルレベルなどがあり、それらを育成するために強いアイテムを収集したり料理を作って経験値のようなものを得たりしていく必要がある。要するにハクスラ的な側面だ。
一方で拠点の運営に関しては簡単に言えばマインクラフトのような要素だとイメージすればいい。分かる人だったらドラクエビルダーズに近いと言えばより具体的かもしれない。
木材などの資源を集めてきて作業台などを使って新たなアイテムをクラフトするというおなじみの要素はもちろん、あらゆるNPCを自由に勧誘して拠点に住まわせたり農業や畜産、釣りや料理などにこだわりやり込むことも出来る。
またクラフトゲーでは珍しくかなりがっつり世界設定やストーリーなどが存在する。(自分は前作をプレイしていないので分からないことが大半だが)
Elinのすごいところ
完成度の高さ
とはいえ、上述したようなゲーム性を目指したインディーゲームというのは珍しいわけではない。
むしろ最近ではゲームメディアで毎週のように「人気のゲームの要素を色々詰め込みました」「RimWorldやシムズに影響を受けました」と語るゲームが紹介されているような状態だ。
しかしその大半は表面的な部分をコピーしただけで遊びごたえがまったくなかったり、ベースは良くてもリリース時点で力尽きてしまいほとんど出来ることがないまま放置されたりしている。
一方でElinは単に人気ゲームの要素を色々取り入れてみたというだけのゲームでは全くない。
Elinにはとても多くの要素が存在するが、そのほとんど全てにちゃんとメリットがあり、十分すぎるほどの奥深さがあり、そして全体としてゲームバランスが取れているという信じられないことをなし得ている。
ゲームに登場する街や信仰される神々の設定などはとても細かく作り込まれていて、実装されているアイテムや家具などもとにかく膨大な数になる。
現時点でもAAAタイトルに匹敵するかそれを凌駕するほどのボリュームがあるのである。
開発意欲の高さ
このような凄まじいゲームがインディー、それもほぼ個人開発で作られているというのだから本当に信じられない。
更に現在このゲームはほぼ毎日アップデートが行われており、週1程度の安定版リリースノートはレシートと言われるほど膨大な変更を伴っている。
いくらアーリーアクセス開始直後だからといって一体どうしたら個人開発でそこまでの実装速度とモチベーションが保てるのか謎すぎる。
2年程度かけて正式リリースを目指すらしいが、その後も長期的にゲームの拡張を続けていく予定らしい。
現時点ですでに何百時間も遊べる内容なのに完成したらどうなってしまうのだろうか...。
ロールプレイ性の高さ
Elinでは最初に主人公の容姿や種族、職業などを自由に設定することが出来るが、他のNPCも同じように編集することが出来る。
拠点ではマイクラやどうぶつの森のように自由に建築などを楽しむことも出来るが、それだけではない。
NPCはかなり自律的に色々な行動を取るし、セリフやアクションなどが細かく用意されている。アニメやJRPG的なノリのセンスや2Dのドットグラフィックも相まって本当におままごとプレイが捗り有り難い。
まとめ
Elinはとにかく凄まじいクオリティのゲームで、Steamでのレビューが圧倒的に好評となっていないのが信じられないほどである。
巷では特に序盤の難易度が高くシステムも理解しにくいためハードルが高いという評価もあるようだが、あくまで国産のRPGとしては難しいというだけで、普段からインディーゲームやストラテジーゲームなどをやっている自分からしたらチュートリアルもかなり親切で遊びやすい作りになっていると思う。
とはいえゲーム内で使用方法やルールが全く説明されないアイテムや仕様が大量にあったりするので、基本的には都度Wikiを見ながら遊ぶのが基本という感じはある。
あとわりとインモラルな描写やダークな設定などが多いのは事実であまり盛大にヒットしてしまうとそれはそれで面倒なことになるかもしれない。
そんなわけでElinは神ゲーなのでシミュレーション寄りのRPGが好きな人には全員今すぐプレイしてほしい。
SteamDeckを買った
そうそう、書くのを忘れていたけど年末にSteamDeckを買った。
Elinも完全にSteamDeck上でプレイしている。
SteamDeckとはご存知かもしれないが、Steamを運営する会社が開発しているスタンドアロンで動く携帯ゲーム機型PC端末だ。
ゲーム機としての取り回しはSwitchとほとんど同じ感じで、マウス代わりになるタッチパットがついている。
スペックもそれなりに高く、エルデンリングくらいであれば普通にプレイ出来る。というか自分が持っているゲームでスペック的に厳しかったものは今のところない。
SteamOSなのでPCで遊んだセーブデータをそのまま共有出来るし、キーコンフィグや起動時のオプションコマンドなども簡単に設定出来るので公式に対応されていなくてもほとんどのゲームを遊ぶことが出来る。
ゲームパッドに対応しているゲームはもちろん、タッチパッドでのマウス操作も最初は厳しいと思ったが感度を調整して慣れたら非常に快適に使えるようになった。
Elinもマウスとキーボードで遊ぶことが想定されたゲームだが、SteamDeckでほぼ問題なく快適に遊ぶことが出来ている。
買おう、SteamDeck。